今時の知ってて得する話-ココが知りたい!太陽光発電|京葉地区の不動産なら京葉リネット!市川・船橋・習志野・千葉市花見川区の不動産情報

今時の知ってて得する話

ココが知りたい!太陽光発電

屋根に取り付けた太陽電池パネルによって、太陽の光エネルギーを電気に変える「太陽光発電」。
ここ数年で日本でも急速に広まった太陽光発電システムは、環境に優しく、節約効果も高いとされています。
「太陽光発電を設置したい!」という人も、そうでない人も、太陽光発電システムについて気になるアレコレについてご紹介します。

私たちの暮らしの変化が知りたい!太陽光発電のメリット・デメリット

太陽光発電は、2011年3月に起きた東日本大震災や、その後の電力不足などから新しいエネルギーとして注目を集めています。
一方で、太陽光発電にはプラスの面ばかりではなくマイナスの面が存在しているのも事実。
まずは太陽光発電について詳しく知るためにも、メリット・デメリットをチェックしましょう。

メリット1 環境に配慮したクリーンなエネルギー

太陽光発電のエネルギー源は、その名の通り太陽の光です。1時間で地球に到達する分の太陽光エネルギーだけで、人類が1年間に消費するエネルギーに匹敵するのですから、そのエネルギー量がお分かりいただけるのではないでしょうか。 現在、世界で最も多くのエネルギーを生みだしている火力発電は、化石燃料(石油・石炭など)を使用しています。使い続けるうちに、いずれ枯渇してしまう化石燃料に対して、地球上に降りそそぐ太陽光のエネルギーは無尽蔵です。さらに太陽光発電なら、火力発電のように地球温暖化の原因ともいわれている二酸化炭素(CO2)を発電時に排出することもありません。

メリット2 毎日使う電気を自宅で発電!

かつては電気といえば「電力会社から買うもの」という考え方が一般的でしたが、太陽光発電システムがあれば、自宅で発電した分の電気代が節約可能になります。ただし天候によって発電料が大きく変化し、夜間は発電できないため、今のところ太陽光発電だけで生活することはできません。

メリット3 余った電気は電力会社が買い取り

太陽光発電によって作られた電気のうち、自宅で消費しきれなかった分の電気を「余剰電力」といいます。この余剰電力を電力会社が買い取ってくれる制度が2009年11月よりスタート。買い取り価格は太陽光発電システムを導入した年度によって異なりますが、本年度は1kwあたり36円です。

メリット4 節約や環境に対する意識がアップ

太陽光発電システムを導入すると、モニターで発電料と家庭内の電気量をひと目でチェックできます。そのため「今日はどれ位発電しているかな」「今、家庭でどれ位の電気を使っている?」とこまめに確認するようになり、節約ムードが高まります。また「地球環境に貢献している」という意識を感じられるようになり、家庭内で環境に対する興味や関心が高まります。
小さいお子様のいる家庭なら、実際に家族で電気使用量を確かめながら、日常の中で楽しく「環境学習」に取り組むことができそうです。

デメリット1 発電量は天候や季節などによって左右される

太陽電池パネルは光が当たることで電気を生みだすため、くもりや雨になると発電量が低下し、夜は当然ながら発電しません。
日差しや温度も発電量に影響を与えます。日照時間が短い冬や、暑さが厳しい夏は発電量が低下する傾向にあります。

デメリット2 初期コストの回収に時間がかかる

家庭で3キロワットの太陽光発電システムを設置する場合、約180万円の初期コストがかかります(2001年現在)。実際の発電量や電気使用量によって差はありますが、初期コストの回収に必要な年数は10~20年ほど。つまり「月々の光熱費が浮く」といっても、全体的なコスト回収には長い年月が必要なのです。
そのため目先の利益を求めるのではなく、しっかりとした目的意識(例えば「地球環境に貢献したい」など)がないとモチベーションの維持が難しいかもしれませんね。

デメリット3 既存の住宅に取り付けられないことも

新築の注文住宅などであれば、太陽光発電システムに適した住宅をオーダーすることができますが、既存の住宅に取り付ける場合だと、屋根の形状や材質、住宅そのものの積載荷重といった面から太陽電池パネルを設置できない可能性もあります。
既存の住宅で太陽光発電を検討するなら、はじめに業者に相談して、屋根の状態などを調べてもらいましょう。

デメリット4 製造時に多量のエネルギーが必要

太陽光発電は、火力発電のように化石燃料を使用せず、地球温暖化の原因といわれる二酸化炭素(CO2)も排出しないクリーンなエネルギーとして知られています。
けれども、その太陽光発電に必要な太陽電池をつくる時には、火力発電などから生みだされた電気が使われているのも事実です。その電気量は、太陽光発電によってつくられる電気量の約1.5~2年分に相当するとされています(2011年現在)。

オーダーメイドでつくる太陽光発電システム

太陽光発電システムは、住宅の屋根の形状や材質をはじめ、立地条件、済んでいる人たちのライフスタイルなどによって、適した種類や規模がそれぞれ異なる完全オーダーメイドです。
メーカーや販売店によってはホームページ上で簡単な入力をして発電量のシミュレーションや見積もり金額がわかることもあるので、参考にしてみてください。ただし、あくまで参考例ですから、実際に屋根をチェックしてもらわない限り正確な発電量や見積もり金額は分かりません。見積もりをとる時は、複数の業者にお願いして相場を調べてみましょう。

次のページでは太陽光発電に関するウワサについて紹介します。